大田区お役立ち情報

『ワンオペ育児』を一人にしない。大田区の相談窓口、もっと使いやすく!

大田区議会議員の佐藤なおみです。

日頃より、区政へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

さて、先日区内にお住まいのシングルマザーの方から、切実なご相談をいただきました。

「仕事と育児で毎日が手一杯。経済的なこと、子どもの将来のこと、相談したいことは山ほどあるのに、役所が開いている平日の昼間はどうしても時間が作れないんです…。」

この言葉は、大田区で日々、たった一人で奮闘されている多くのひとり親家庭の皆さんの心の叫びではないでしょうか。

「ワンオペ育児」という言葉が生まれて久しいですが、その負担の大きさ、そして社会からの孤立感は、決して軽くなることはありません。大田区には、子育てを支えるための様々な制度がありますが、その支援が本当に必要としている方に、必要なタイミングで届いているのでしょうか?

私は、現在の相談体制が利用しにくくなっている背景に、いくつかの『理由』があると考えています。

 

支援が届きにくい、3つの『理由』とは?

大田区にも「子ども家庭支援センター」をはじめとする相談窓口は存在します。職員の方々は日々熱心に対応してくださっています。しかし、利用者である区民の目線に立った時、次のような課題が見えてきます。

1.時間と場所の『制約』

まさに冒頭の声のように、多くの方が働いている「平日の日中」しか窓口が開いていないのが現状です。また、「この相談はどの課に行けばいいの?」と、窓口が分かれていて分かりにくい、という声も少なくありません。

2.情報探しの『難しさ』

区のホームページや広報誌には多くの情報が掲載されています。しかし、「制度が複雑で、自分にどの支援が当てはまるのか分からない」「そもそも、忙しくて情報を探す時間がない」という方が大勢いらっしゃいます。

3.心理的な『ハードル』

「こんなことで相談していいのかな」「もっと大変な人がいるはず」と、相談すること自体をためらってしまう…。責任感が強く、頑張り屋な方ほど、一人で抱え込んでしまう傾向があります。

こうした一つ一つの利用しにくさを取り除き、『助けて』と言いやすい社会、そして、すぐに支援の手が差し伸べられる大田区にしていくことが、今の政治に求められている役割だと、私は強く確信しています。

 

■佐藤なおみの具体的なご提案

そこで私、佐藤なおみは、区に対して以下の3つの改善策を働きかけていきたいと思います。

提案1:LINEやオンラインで『夜間・休日相談窓口』の開設を 

仕事や育児が落ち着いた夜の時間や、休日に、ご自宅からスマートフォン一つで専門の相談員と繋がれる仕組みを作ります。LINEで気軽に質問できるチャット相談から、顔を見て話せるオンライン相談まで、その方の状況に合わせた方法を選べるようにすべきと考えます。

 

提案2:『待つ』から『届ける』プッシュ型支援への転換を 

「申請しないともらえない」というこれまでの姿勢から、区が持つ情報(例えば児童扶養手当の受給情報など)をもとに、「あなたはこちらの給付金が使えますよ」「こんな支援イベントがありますよ」と、区から積極的にお知らせを送る『プッシュ型支援』を導入します。情報探しの手間をなくし、支援の漏れを防ぎます。

 

提案3:一人の相談員が最後まで伴走する『ワンストップ支援』の強化を 

部署を回ることなく、最初の相談員が「くらし」「仕事」「子育て」「お金」など、生活全体の課題を整理し、解決まで寄り添う『伴走型』の支援体制を確立します。ひとつの窓口で、すべての悩みが解決に向かう安心感を提供します。

 

ひとりで抱え込まないでください

この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら誰にも言えない悩みを抱えているかもしれません。どうか、一人で抱え込まないでください。

私、佐藤なおみは、皆さんの声が、大田区を動かす何よりの力だと信じています。その小さな、しかし切実な声を議会に届け、具体的な政策として形にしていくことこそが、私の役目だと思っています。

このブログを読んで感じたこと、あなたの周りで困っている方のこと、どんな些細なことでも構いません。ぜひ、私にお知らせください。

誰もが孤立することなく、安心して子どもを育てられる大田区へ。

全力で働いてまいります。

大田区議会議員 佐藤 なおみ

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