皆さん、こんにちは!
大田区議会議員の佐藤なおみです。
暖かい日差しが心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、この4月から大田区では新しいごみの分別ルールがスタートしました。すでにご家庭で「これはどっちのゴミ箱?」と、確認されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
我が家にも高校2年生の娘と大学1年生の息子がおりますが、「このお弁当の容器、ちゃんと洗って出してよー!」なんて声をかけながら、家族みんなで新しいルールに慣れようと頑張っているところです。
今回は、この新しい「プラスチック資源の分別」について、なぜ始まったのか、そして私たちの暮らしにどう関わってくるのか、一人の母親として、そして区議会議員としての想いをお話しさせてください。
なぜ今、プラスチックの分別が変わったの?
これまで「可燃ごみ」として出していたお菓子の袋やシャンプーの容器、使い終わった文房具など、多くのプラスチック製品。これらを燃やす時、実はたくさんのCO₂(二酸化炭素)が発生し、地球温暖化を進める一因となっていました。
「この子たちが大人になる頃の地球は、どうなっているのだろう」
これは、政治家を志すずっと前から、子育てをする一人の母として持ち続けてきた想いです。区議会でも、この環境問題は常に重要なテーマとして議論されてきました。
そんな中、国全体でプラスチックごみを削減し、資源としてもっと有効活用していこうという「プラスチック資源循環促進法」という法律ができました。
これを受け、大田区としてもプラスチックを単なる「ごみ」として燃やしてしまうのではなく、大切な「資源」として生まれ変わらせることを決めたのです。
新しい分別は、未来への責任を果たすための、私たち一人ひとりができる、とても大切で大きな一歩なんです。
新しい分別のポイントは?
私も主婦として、毎日の家事の中で「また覚えることが増えるのは少し大変…」と感じる気持ち、とてもよく分かります。ですので、まずは基本的なポイントだけ押さえてみましょう!
- 週に1回、「プラスチックの日」ができました。
これまで「可燃ごみ」だったプラスチック製品を、この日にまとめて出します。(お住まいの地域の収集日は区のホームページ等でご確認くださいね) - 対象になるのは、こんなプラスチックです
- 容器や袋: コンビニのお弁当容器、お菓子の袋、シャンプーのボトル、卵のパックなど
- 製品そのもの: 歯ブラシ、CDケース、プラスチック製の文房具など
- その他: ペットボトルのキャップとラベル、発泡スチロール、食品トレイ
- 出す時のお願い
- 汚れがついているものは、お皿を洗うついでに水で軽くすすいでください。
- 汚れが簡単に落ちないもの(マヨネーズのチューブなど)は、無理せずこれまで通り「可燃ごみ」で大丈夫です。
我が家の、ささやかな奮闘記
正直、新しいルールが始まった時、「子どもたち、ちゃんとやってくれるかしら…」なんて思いました。
早速、キッチンにプラスチック資源専用の箱を置いたのですが、案の定、息子が食べたカップ麺の容器がそのまま可燃ごみに入っていたり…。「ちょっと、これ!ちゃんとすすいでプラスチックの日に出してよ」なんて、ついつい母親目線の小言が口から出てしまいます。
でも先日、娘が自分の部屋から古いCDケースをいくつか持ってきて、「お母さん、これってプラスチックの日でいいんだよね?」と聞いてきてくれました。息子も、飲み終わったペットボトルのラベルを当たり前のように剥がして分別するようになりました。
そんな子どもたちの姿を見ると、この新しいルールが、これからの社会を生きていく彼らにとって、環境問題をより身近に考えるきっかけになっているのかもしれないな、と感じます。
少し面倒に感じるこの一手間が、子どもたちが大人になる頃の地球を守ることに繋がっている。そう信じて、我が家でも分別を続けていこうと思います。
新しい習慣が私たちの暮らしに根付くまで、少し時間がかかるかもしれません。分からないことや、「これはどっち?」と迷うこともあると思います。そんな時は、どうぞお気軽に清掃事務所などにお問い合わせください。
区民の皆さんと力を合わせれば、大田区はもっと環境にやさしく、未来に誇れる素敵なまちになります。
今日からできる「未来への一手間」、一緒に取り組んでいきましょう!
大田区議会議員 佐藤 なおみ
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