皆様、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。
我が家には、海(うみ)と桃(もも)という2匹の保護猫がいます。毎日、彼女たちの元気な姿に癒やされ、家族としてかけがえのない時間を過ごしています。だからこそ、ふと考えてしまうのです。いつか必ず訪れる「お別れの日」のことを。
ペットは家族の一員です。その最期の時を、そしてその後の供養をどうしてあげたいか。これは、動物と暮らす全ての人がいつかは向き合う、とても大切な問題だと思います。考えたくはないけれど、知っておくことで、いざという時に心に少し余裕が生まれるかもしれません。
今回は、私たちの大田区で、愛するペットが旅立った後、どのような選択肢があるのかをお伝えしたいと思います。
大きく分けて2つの選択肢「区のサービス」と「民間のペット霊園」
大田区では、ペットのお見送りについて、主に「区による引き取り」と「民間のペット霊園への依頼」という2つの方法があります。それぞれに特徴があり、どちらが良いということではなく、ご家族のお気持ちに合った方法を選ぶことが大切です。
1. 大田区によるペットの引き取り
まず、区のサービスについてです。大田区では、亡くなったペットを有料で引き取る制度があります。
この方法の一番大きな特徴は、ご遺骨は返還されない ということです。「自然な形で土に還してあげたい」「なるべく費用を抑えたい」とお考えの方にとって、一つの選択肢となります。
2. 民間のペット霊園・葬儀社
「人間と同じように、丁寧にお別れのセレモニーをしてあげたい」「手元にご遺骨を残して供養したい」という方のために、大田区やその近隣には、多くの民間のペット霊園や葬儀社があります。
民間霊園の最大の違いは、火葬の方法を選べる ことです。
当然ながら、個別火葬、立会火葬と、より手厚くなるにつれて料金は変わってきます。料金はペットの体重によって細かく設定されていることが多く、例えば我が家の海ちゃんや桃ちゃんのような一般的な猫(5kg未満)の場合、合同火葬なら1万円台から、立会火葬であれば4万円以上となるなど、プランによって様々です。
火葬後の供養も、ご遺骨を自宅で供養する「手元供養」のほか、霊園の納骨堂に預けたり、ペット用のお墓を建てたりと、多様な選択肢があります。
どんな形であれ、想う気持ちが一番の供養
区のサービスを選ぶか、民間の霊園を選ぶか。どの火葬方法が良いか。そこに正解はありません。大切なのは、ペットと過ごしたかけがえのない時間に感謝し、「ありがとう」の気持ちを込めて、ご自身が納得できる形でお別れをしてあげることだと思います。
私も、今はただ、腕の中で眠る海と桃の温かさを感じながら、一日一日を大切に過ごしていきたいと心から願っています。 この記事が、区民の皆様にとって、いつか訪れるその日のための、ささやかな道しるべとなれば幸いです。
大田区議会議員 佐藤 なおみ
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