大田区お役立ち情報

母親が病気になったら?私の子どもが小さかった頃と、今の大田区の子育て支援

皆様、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。

子育て中の若いお母さんたちとお話ししていると、ふと、自分が子育てに奮闘していた頃を思い出します。子供は本当にかわいい。でも、自分の体調は二の次、三の次。熱があっても、頭が痛くても、子供のお世話は待ってくれません。

私が母親だった頃、体調を崩した時の選択肢は二つだけでした。無理をして乗り切るか、あるいは自分の母親に頼んで来てもらうか。当時はそれが当たり前だと思っていましたが、「少しだけ、ほんの数時間でもいいから助けてほしい」と、そう思った夜があったことを今でも覚えています。

時代は変わりました。

今、私たちが暮らす大田区には、かつての私のようなお母さんたちを一人で頑張らせないための、温かいサポートがたくさん用意されています。「お母さんの健康が、家族の太陽なのだから」―そんな想いが、今の支援の形になっているのです。

今回は、お母さんが病気になってしまった時、安心して頼れる大田区のサービスをご紹介します。

 

■自宅でのサポート

体調が悪い時は、まず体を休めるのが一番。そんな時、ご自宅に来て家事や育児を手伝ってくれる心強いサービスがあります。

 

ぴよぴよサポート (産後家事・育児援助事業)

産後という名称ですが、2歳までのお子さんがいるご家庭が対象です。保護者の病気などを理由に、ヘルパーが自宅を訪問し、**育児(授乳、おむつ交換など)家事(食事の準備、掃除、買い物など)**を手伝ってくれます。

  • 料金: 1時間500円と非常に利用しやすい価格です。
  • ポイント: お子さんの年齢によって、年間に利用できる時間の上限が決まっています。

 

ひとり親家庭等ホームヘルプサービス

ひとり親家庭などが対象ですが、保護者が一時的な病気の場合も利用できます。ヘルパーが自宅を訪問し、育児家事の援助を行います。

  • 対象: 中学3年生までのお子さんがいる家庭
  • ポイント: 利用には事前の申請と承認が必要です。

 

■子どもを預けるサポート

通院や療養に専念したい時、安心して大切なお子さんを預けられる場所もあります。

 

一時預かり・緊急一時保育

保護者の病気や入院、通院などの理由で、緊急または一時的に保育が必要になった場合に、区立保育園などでお子さんを預かってくれます。「一時預かり」はリフレッシュ目的でも利用できます。

 

乳幼児ショートステイ

保護者の病気や入院などで、お子さんの養育が一時的に困難になった場合に、宿泊を伴う形で乳児院などでお子さんを預けることができます。

  • 対象: 生後5日から2歳未満の乳幼児
  • 期間: 1泊2日から最大6泊7日まで

 

ファミリー・サポート・おおた

「子育てを手伝ってほしい人」と「手伝いたい人」をつなぐ、地域の会員制相互援助活動です。保護者の病気の際に、提供会員の自宅などでお子さんを預かってもらったり、保育園の送迎をお願いしたりできます。

  • 料金: 1時間800円~
  • ポイント: 利用には事前の会員登録と、サポーターとの打ち合わせが必要です。

 

一人で悩まないで、まずは相談を

「どのサービスが自分に合っているかわからない」「こんなことで頼っていいのかしら」――そんな時は、どうか一人で悩まず、下記の窓口にご連絡ください。専門の職員が、あなたの状況に一番合ったサポートを一緒に考えてくれます。

  • 各地域庁舎の「こども家庭支援センター」: 子育てに関する身近な相談窓口です。
  • 大田区役所 子育ち支援課: 区の様々な子育て支援サービスを管轄しています。

私の子どもたちが小さい頃にはなかった、これらの温かい支援の輪。どうか、今の子育て世代のお母さんたちには、「助けて」と声を上げることをためらわないでほしいと、心から願っています。

ご自身の体を大切にすることが、ご家族の幸せにつながります。どうぞ無理をせず、これらのサポートを積極的にご活用ください。

大田区議会議員 佐藤 なおみ

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