こんにちは!大田区議会議員の佐藤なおみです。
私たちの健康は、充実した毎日を送るための何よりの基盤です。しかし、忙しい日々の中で、ついつい自分の健康は後回しになりがちではないでしょうか。「まだ若いから大丈夫」「どこも痛くないから」と思っていても、気づかないうちに病気が進行していることもあります。
大田区では、区民の皆さんの健康寿命の延伸と、病気の早期発見・早期治療を目的として、様々な種類の健康診断や歯科検診などを、なんと**無料(または一部自己負担のみ)**で提供しています。これらの制度を知らずに過ごしている方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは皆さんの大切な健康を守るための、区からの重要なメッセージです。
今回は、大田区で受けられる無料の健康診断や歯科検診、その他の健康サポートについて、その内容と対象、利用方法を詳しくご紹介します。区議会議員として、これらの制度がより多くの区民に活用されるよう、私も働きかけてまいります。
1. なぜ「無料の健康診断・検診」が重要なのか?
定期的な健康診断や各種検診は、自覚症状がない段階で病気の兆候を発見し、重症化を防ぐ上で非常に有効です。
- 病気の早期発見・早期治療:がんや生活習慣病(高血圧、糖尿病など)は、初期段階では自覚症状がないことがほとんどです。検診によって早期に発見できれば、治療の選択肢が広がり、回復も早まる可能性が高まります。
- 健康意識の向上:自分の体の状態を知ることで、生活習慣を見直すきっかけとなり、病気予防への意識が高まります。
- 医療費の抑制:重症化してから治療するよりも、早期に発見・治療する方が、結果的に医療費の負担を軽減できます。
- 区民の健康寿命の延伸:区民一人ひとりが健康で長く活躍できることは、地域全体の活力向上につながります。
2. 大田区で受けられる主な「無料(または一部自己負担)」の健康診断・検診・相談
大田区では、年齢や対象者に応じて、様々な種類の健康診断、検診、そして健康相談を実施しています。
(1) 健康診断・がん検診(無料または低額)
がんの早期発見や生活習慣病予防のための重要な検診です。
検診の種類 | 対象者 | 主な内容 | ポイント |
特定健診 | 国民健康保険加入の40歳〜74歳の方 | 身体計測、血圧、血液検査、尿検査、心電図など | 年に一度、無料で受けられます。生活習慣病予防のための特定保健指導も無料で受けられる場合があります。 |
胃がん検診 | 40歳以上 | 胃部X線検査、または胃内視鏡検査 | |
肺がん検診 | 40歳以上 | 胸部X線検査、喀痰細胞診(喫煙者など対象) | |
大腸がん検診 | 40歳以上 | 便潜血検査 | |
乳がん検診 | 40歳以上の女性(2年に1回) | マンモグラフィ検査 | |
子宮がん検診 | 20歳以上の女性(2年に1回) | 頸部細胞診、体部細胞診(医師の判断による) | |
前立腺がん検診 | 50歳以上の男性 | PSA検査(血液検査) | |
肝炎ウイルス検診 | 過去に肝炎ウイルス検診を受けたことがない20歳以上の方 | B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査(血液検査) | 生涯で一度のみの受診となります。 |
骨粗しょう症検診 | 40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳の女性 | 骨量測定(DXA法など) | 対象年齢が限定されているため、区からの通知をご確認ください。 |
ポイント: がん検診や骨粗しょう症検診は、一部自己負担金がかかる場合がありますが、無料になる検診無料クーポン券の対象となる年齢の方もいらっしゃいます。受診間隔が定められているものが多いので、区からの通知をご確認ください。
(2) 歯科健康診査(無料)
お口の健康は全身の健康に繋がります。
- 成人歯科健康診査
- 対象:大田区国民健康保険に加入している40歳、50歳、60歳、70歳の方(区からの受診券送付対象者)
- 内容:歯・歯茎のチェック、口腔衛生指導など。
- ポイント:対象年齢が限られているので注意が必要です。
- 妊婦歯科健康診査
- 対象:大田区にお住まいの妊婦さん
- 内容:妊娠中に起こりやすい歯や歯茎のトラブルのチェックと指導。
- 乳幼児歯科健康診査
- 対象:1歳6か月児、3歳児など乳幼児期の歯科健診
- 内容:むし歯のチェック、歯磨き指導、フッ素塗布など。
(3) 各種健康相談(無料)
特定の疾患の有無に関わらず、専門家に直接相談できる窓口です。
- 一般健康相談:身体の不調や健康に関する一般的な疑問など、保健師が相談に乗ってくれます。
- 栄養相談:食生活の改善や病気に応じた食事、離乳食など、管理栄養士が具体的にアドバイスしてくれます。
- こころの健康相談:精神的な不調やストレス、育児疲れなど、専門職が相談に応じてくれます。
- 成人歯科健康相談:歯科医師による歯や口腔に関する相談ができます。
(4) 乳幼児・妊産婦向けの健診・相談(無料)
特にデリケートな時期の健康をサポートします。
- 乳幼児健診:3〜4か月児、1歳6か月児、3歳児健診など、子どもの成長・発達段階に応じた定期健診。
- 妊婦健康診査費用助成:母子健康手帳交付時に受け取る受診票で、妊婦健診費用の一部助成が受けられます。
- 新生児訪問・乳児家庭全戸訪問:出産後、保健師や助産師が家庭を訪問し、育児相談や健康状態の確認をしてくれます。
3. 検診の受け方と大切なこと
- 区からの通知を確認:対象となる方には、区から受診券や案内が郵送されます。必ず内容を確認しましょう。
- 医療機関を予約:区が指定する医療機関(区内の病院や診療所、歯科医院など)の中から選び、事前に予約をして受診します。
- 持参物を確認:受診券、健康保険証、本人確認書類、自己負担金(必要な場合)、お薬手帳など、忘れずに持参しましょう。
ポイント: これらの検診は、治療ではありません。病気を発見するためのものです。もし異常が見つかった場合は、必ず専門医の診察を受けるようにしましょう。
4. まとめと佐藤なおみからのメッセージ
大田区は、区民の皆さんの健康を守るため、これだけ多くの健康サポート体制を整えています。しかし、これらの制度があるだけでは意味がありません。実際に利用していただくことが何よりも重要です。
私、佐藤なおみは区議会議員として、
- 制度のさらなる周知:区からの郵送物だけでなく、SNSや地域イベント、高齢者施設など、多様な媒体や場所を通じて、より多くの区民に情報が届くよう働きかけます。
- 受診しやすい環境づくり:仕事や子育てで忙しい方でも受診しやすいよう、夜間や休日検診の拡充、予約システムの改善などを提案します。
- 結果の活用促進:健診結果を健康寿命の延伸に繋げられるよう、特定保健指導への参加促進や、健康に関するイベント開催などを支援します。
といった視点から、行政に対し働きかけてまいります。
皆さんの健康は、大田区全体の財産です。ぜひこれらの無料・低額検診を積極的に活用し、ご自身の健康を守り、活き活きとした毎日を送ってください。
健康に関するご質問や、区の検診制度へのご意見がございましたら、**私、大田区議会議員の佐藤なおみにも、どうぞお気軽にお声をお聞かせください。**皆様の声は、区民の健康を守るための大切な羅針盤です。
大田区議会議員 佐藤なおみ
※本記事の内容は、2025年7月現在の一般的な情報に基づいており、各検診や相談の対象者、費用、実施期間、詳細な受診方法などは変更される場合があります。最新の情報や具体的な相談については、必ず大田区の公式ウェブサイトをご覧いただくか、大田区の保健センターまたは健康づくり課に直接お問い合わせください。
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