大田区民の皆様、こんにちは!
大田区議会議員の佐藤なおみです。夏休みに入り、地域のあちこちで子どもたちの元気な声が聞こえてくるようになりましたね。その姿に、私も元気をもらっています。
ただ、その一方で、子どもたちが毎日通う学校が、今とても大変な状況にあることをご存知でしょうか。今日は、未来を担う子どもたちのために、皆さんと一緒に考えたい大切な問題についてお話ししたいと思います。
「先生になりたい人」が、どんどん減っているという現実
「学校の先生が足りないらしい」
最近、ニュースなどで耳にする機会が増えたかもしれません。
実は、これは本当に深刻な問題なんです。東京都の新しい先生を採用する試験では、応募してくださる方の数が、採用したい先生の数を少ししか上回らない、という状況が続いています。
これは、どの学校も、新しい先生に来てもらうのが本当に大変になっている、ということ。もちろん、私たちの大田区も例外ではありません。
大田区の対応について
年度の初めから先生が足りない学校があったり、産休などでお休みに入った先生の代わりがすぐに見つからなかったり…。
「子どもたちの学びを止めちゃいけない」と、私もこれまでずっと思っておりました。そして、今は大田区が直接、代わりの先生を探す緊急の取り組みも始まっています。
でも、これはあくまで一時的な対策で、根本から状況が良くなったわけではありません。現場の先生方が、毎日身を粉にして頑張ってくださることで、なんとか学校が回っている、というのが正直なところです。
いちばんの影響は、やっぱり子どもたちへ
私が何より心配なのは、この状況が子どもたちにどう影響するか、ということです。
- 先生方は、自分のクラスのことだけでなく、足りない部分をみんなでカバーし合っていて、本当に毎日大忙しです。
- そうなると、先生が一人ひとりの子とゆっくり話したり、授業の準備をしたりする時間が、どうしても少なくなってしまいます。
- 「先生、疲れているのかな…?」と、子どもたちにまで心配をかけてしまっているかもしれません。
現場の先生方が安心して笑顔で働ける環境でなければ、子どもたちも心から安心して学校生活を送ることはできません。
「先生って、すてきな仕事だね!」と、誰もが思える社会のために
この大変なサイクルをどこかで止めて、状況を良くしていくために。鍵になるのは、やっぱり**「先生の働き方を見直すこと」**だと、私は考えています。
「先生って、大変そう」ではなく、**「先生って、やりがいがあってすてきな仕事だね!」**と、子どもたちも、そして社会全体も、自然と思えるようにしていくことが、いちばんの解決策ではないでしょうか。
そのために私は、
「給食費の無償化の次は、デジタル(ICT)の力でもっと先生の仕事を楽にしましょう!」「部活動は、地域のみんなで支える仕組みを作りましょう!」
と、これからも提案をしていきたいと思います。
この問題は、すぐに解決できる簡単なものではありません。でも、まずは区民の皆様が「そうなんだ、大変なんだな」と関心を持ってくださることが、大きな一歩になります。
皆様のその気持ちを力に変えて、子どもたちの明るい未来のために、私も全力で頑張ります。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
大田区議会議員 佐藤 なおみ
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