大田区お役立ち情報

大田区における犬や猫の殺処分ゼロと動物愛護への取り組み

近年、ペットはかけがえのない家族の一員として、私たちの生活に安らぎと喜びをもたらしてくれています。しかし、一方で、飼い主のいない犬や猫の問題、それに伴う殺処分の問題は、社会全体で取り組むべき重要な課題です。

大田区は、東京都と連携し、この問題に対し積極的に取り組んでいます。特に注目すべきは、東京都が2018年から現在に至るまで、愛玩動物の殺処分ゼロを継続していることです。これは、行政、動物愛護団体、そして区民の皆様の協力の賜物であり、人と動物が共生できる社会を目指す大田区の強い意志の表れでもあります。

殺処分ゼロを支える多角的な対策

大田区では、殺処分をなくし、すべての命が尊重される社会を実現するため、多角的な対策を進めています。

 

1. 飼い主のいない猫対策の推進(地域猫活動)

「地域猫活動」は、飼い主のいない猫と地域住民の皆様が共生するための重要な取り組みです。大田区は、自治会・町会等が主体となって行う地域猫活動を支援しており、具体的には以下の点が挙げられます。

  • 不妊・去勢手術の推進と費用助成: 無秩序な繁殖を防ぎ、不幸な命を増やさないために、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用の一部を助成しています。
  • 適正な給餌と排泄場所の管理: 地域住民、ボランティア、行政が連携し、猫への給餌方法や場所、トイレの設置と清掃を適切に行うことで、糞尿被害などのトラブルを軽減します。
  • 普及啓発と情報共有: 地域全体で猫の問題に取り組む意識を高めるため、住民への広報活動や、猫に関する情報の共有を積極的に行っています。

【地域猫活動における支援内容の例】

支援内容 実施主体 特徴・目的
不妊・去勢手術費助成 大田区 不幸な命の増加抑制、猫の健康管理
給餌・トイレ管理の指導 自治会・町会、地域住民、ボランティア 生活環境の改善、地域トラブルの防止
住民向け啓発活動 大田区、自治会・町会 地域全体での理解促進と協力体制の構築

2. 新しい家族との出会いを支援(譲渡・里親探し)

保護された犬や猫が再び温かい家庭で暮らせるよう、譲渡活動を積極的に支援しています。

  • 保護シェルターとの連携: 大田区内にはNPO法人SPAのようなオープン型の保護シェルターがあり、多頭飼育崩壊やブリーダー崩壊などから保護された犬猫が、新しい飼い主と出会うための機会を提供しています。
  • 譲渡会の開催: 地域のアニマルホスピタルや動物病院(例:ひふみ動物病院いまい動物病院)と連携し、定期的に里親会や譲渡会を開催することで、保護された犬猫と希望する飼い主様を結びつけています。
  • 東京都動物愛護相談センターとの連携: 東京都動物愛護相談センターも犬猫の譲渡事業を行っており、大田区もこれらと連携し、譲渡を促進しています。

【保護動物の譲渡・里親探しに関する主な協力機関】

協力機関 役割・提供サービス
NPO法人SPA 保護シェルター運営、譲渡会開催
ひふみ動物病院、いまい動物病院など TNR活動支援、保護猫・犬の一時預かり、譲渡会協力
東京都動物愛護相談センター 保護動物の収容・管理、譲渡事業の実施

3. 責任ある飼い主としての啓発と支援

飼い主の皆様一人ひとりの意識が、動物愛護社会の実現には不可欠です。

  • 終生飼育の徹底: ペットを飼うことは、その命に責任を持つことです。やむを得ない事情で飼育が困難になった場合でも、安易に動物愛護センターに持ち込むのではなく、必ず事前に相談することを推奨しています。
  • 迷子動物対策: 万が一ペットが迷子になった際に備え、保健所での迷子情報の受け付けや、保護収容情報の公開を行っています。
  • しつけ教室の開催: 大田獣医師会では、区民の皆様が動物とより良い関係を築けるよう、犬のしつけ方教室なども開催しています。
  • 動物の遺棄は犯罪です: 動物の遺棄は犯罪であり、決して許されません。命あるものを大切にする心を育む社会を目指しています。

まとめ

大田区では、犬や猫の殺処分ゼロを継続するため、地域猫活動による飼い主のいない猫の適正管理、保護された動物たちの新しい家族探し、そして区民の皆様への責任ある飼い主としての啓発活動を三位一体で推進しています。これらの取り組みは、すべての命を尊重し、人と動物が共生できる温かい社会を築くために不可欠です。

大田区は動物愛護に関する課題に対し、区民の皆様、動物愛護団体、関係機関と連携し、一層の対策を進めていくと思いますが、動物との豊かな共生社会の実現に向け、皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。🐾

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