大田区お役立ち情報

4人の子どもを抱えたシングルマザー時代。見えなかった支援と孤立

今でこそ議員として活動していますが、かつての私は、4人の幼い子どもたちを抱え、日々の生活に追われる一人のシングルマザーでした。当時は今よりもずっと子育て支援の情報も少なく、制度も整っていませんでした。

毎日、朝から晩まで息つく暇もなく働き、家に帰れば子どもたちの世話。熱を出した子を背負って病院に駆け込み、家計簿とにらめっこしながら、どうやって来月の食費を捻出しようかと頭を悩ませる日々。「助けて」と声を上げる先も、その方法さえも分からない。そんな社会的な孤立感と経済的な不安の中で、ただただ必死に子どもたちを守ることだけを考えていました。

「区役所に行けば何か支援があるかもしれない」と思っても、その時間を作るのがまず一苦労。どの窓口で、何を話せば良いのか。膨大な書類を前に途方に暮れたことも一度や二度ではありません。あの頃の私が本当に欲しかったのは、お金の支援はもちろんですが、「あなたは一人じゃないよ」と寄り添い、必要な情報を分かりやすく届け、一緒に手続きを進めてくれる、そんな温かいサポートだったと痛感しています。

大田区の主な子育て支援助成金。まずは「知ること」から

私の時代と比べれば、今の大田区の子育て支援は格段に充実してきています。しかし、素晴らしい制度も、それを必要とする方に届かなければ意味がありません。まずは、どのような支援があるのかを知ることが第一歩です。

主な助成金制度をいくつかご紹介します。

  • 児童手当: 中学校卒業までの児童を養育している方に支給される、国からの手当です。所得制限が緩和されるなど、制度も変化しています。
  • 児童育成手当: 東京都独自の制度で、18歳までの児童を養育するひとり親家庭などに支給されます。
  • 児童医療費助成制度(マル乳・マル子医療証): お子さんの医療費の自己負担分を大田区が助成する制度です。これがあるおかげで、子どもが病気や怪我をした時も、安心して病院に連れて行くことができます。
  • 出産・子育て応援事業: 妊娠期から出産・子育て期まで、相談支援と経済的支援(ギフトカード支給など)を一体的に行う事業です。孤立しがちな産後の母親にとって、心強い味方です。

この他にも、保育料の補助や、多胎児家庭への支援など、様々な制度があります。詳しくは大田区のホームページで確認できますが、「情報が多すぎて分からない」という方は、どうか一人で抱え込まずに、区役所の子育て支援窓口や、私たち議員にご相談ください。

支援は拡充された。しかし、まだ残る「課題」と「問題点」

制度は増えましたが、課題が全て解決されたわけではありません。私自身の経験と、区民の皆様から寄せられる声から見えてくる問題点がいくつかあります。

 

1. 制度の「すき間」に取り残される人々

現在の支援は、申請主義が基本です。つまり、自分で情報を探し、声を上げなければ支援は届きません。しかし、かつての私のように、日々の生活に追われ、心身ともに疲れ果てている親御さんにとって、その「申請」という行為自体が非常に高いハードルとなります。結果として、本当に支援が必要な家庭が制度の「すき間」からこぼれ落ちてしまうのです。こちらから手を差し伸べる「アウトリーチ型」の支援をもっと強化する必要があります。

 

2. 経済的支援だけでは埋まらない「心の孤立」

大田区の調査でも、子育て中の親御さんの「孤立感」が課題として挙げられています。助成金は生活の助けにはなりますが、子育ての悩みや不安を分かち合える場所、気軽に相談できる相手がいなければ、心の孤立は深まるばかりです。児童館の機能強化や、地域の子育てサロン、オンラインでのコミュニティ作りなど、親同士が繋がれる「居場所」の創出が急務です。

 

3. 複雑すぎる制度と縦割りの窓口

子育てに関する相談窓口は、内容によって担当が分かれています。「この悩みはどこに言えばいいの?」と、“窓口のたらい回し”になってしまうケースも少なくありません。妊娠期から就学後まで、一つの窓口で全ての相談に応じられる「ワンストップ型」の相談体制の構築が、利用者の負担を大きく減らすはずです。

 

誰も孤立しない子育て社会を目指して

私、佐藤なおみは、自らの経験を胸に、大田区の全ての子どもたちが笑顔で育ち、そして、全ての親御さんが安心して子育てできる社会の実現を目指したいと思っております。

助成金制度の拡充はもちろんのこと、制度の狭間で苦しむ方に手を差し伸べ、心の孤立を防ぐ温かい支援体制を築くこと。それが、私たち議員の役割でもあると思います。

子育てに関するお悩み、制度へのご意見など、どんな些細なことでも構いません。ぜひ、あなたのお声をお聞かせください。

大田区議会議員 佐藤なおみ

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